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Web フレームワークをつくろう - Symfony2 コンポーネントの上に (パート 5)

Note

この記事は Symfony2 コンポーネントでフレームワークをつくる方法を説明した連載記事の一部です: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12

賢明な読者は特定の「コード」 (テンプレート) が実行される方法をフレームワークがハードコードしていることに気づいています。これまでつくったようなシンプルなページに関して、問題はありませんが、さらにロジックを追加したい場合、ロジックをテンプレート自身に置くことを強制させられます。これはとりわけ関心の分離をまだ覚えているのであれば、おそらくはよい考えではありません。

新しいレイヤーであるコントローラを追加することでテンプレートのコードをロジックから分離しましょう: コントローラのミッションはクライアントの Request によって運ばれた情報にもとづいて Response を生成することです。

次のようにフレームワークのテンプレートレンダリングの部分を変更します。:

<?php

// example.com/web/front.php

// ...

try {
    $request->attributes->add($matcher->match($request->getPathInfo()));
    $response = call_user_func('render_template', $request);
} catch (Routing\Exception\ResourceNotFoundException $e) {
    $response = new Response('Not Found', 404);
} catch (Exception $e) {
    $response = new Response('An error occurred', 500);
}

レンダリングは外部関数 (ここでは render_template() ) によって行われるので、URL から抽出した属性を渡す必要があります。これらを render_template() に追加の引数として渡すことができますが、代わりに、属性 と呼ばれる Request クラスの別のフィーチャを使いましょう: Request 属性によって HTTP Request データに直接は関係のない情報を添付できます。

これでロジックが指定されていないときにテンプレートをレンダリングする一般的なコントローラである render_template() 関数をつくることができます。以前と同じテンプレートを保つために、テンプレートがレンダリングされる前にリクエスト属性が抽出されます。:

function render_template($request)
{
    extract($request->attributes->all(), EXTR_SKIP);
    ob_start();
    include sprintf(__DIR__.'/../src/pages/%s.php', $_route);

    return new Response(ob_get_clean());
}

render_template は PHP call_user_func() 関数への引数として使われるので、任意の有効な PHP コールバック に置き換えることができます。これによって、あなたが選んだ関数、匿名関数、もしくはクラスのメソッドをコントローラとして使うことができます。

関数として、それぞれのルートに対して、 _controller ルート属性を通じて関連するコントローラの調整が行われます。:

$routes->add('hello', new Routing\Route('/hello/{name}', array(
    'name' => 'World',
    '_controller' => 'render_template',
)));

try {
    $request->attributes->add($matcher->match($request->getPathInfo()));
    $response = call_user_func($request->attributes->get('_controller'), $request);
} catch (Routing\Exception\ResourceNotFoundException $e) {
    $response = new Response('Not Found', 404);
} catch (Exception $e) {
    $response = new Response('An error occurred', 500);
}

ルートはコントローラと関連づけることが可能で、もちろん、コントローラの範囲ではテンプレートをレンダリングするのにまだ render_template() を使うことができます。:

$routes->add('hello', new Routing\Route('/hello/{name}', array(
    'name' => 'World',
    '_controller' => function ($request) {
        return render_template($request);
    }
)));

これはより柔軟性があり Response オブジェクトを後で変更できるのでテンプレートに追加の引数を渡すことができます。:

$routes->add('hello', new Routing\Route('/hello/{name}', array(
    'name' => 'World',
    '_controller' => function ($request) {
        // $foo はテンプレートの中で利用できるようになります
        $request->attributes->set('foo', 'bar');

        $response = render_template($request);

        // ヘッダーを変更します
        $response->headers->set('Content-Type', 'text/plain');

        return $response;
    }
)));

フレームワークのアップデートされ改善されたバージョンは次のようになります。:

<?php

// example.com/web/front.php

require_once __DIR__.'/../vendor/.composer/autoload.php';

use Symfony\Component\HttpFoundation\Request;
use Symfony\Component\HttpFoundation\Response;
use Symfony\Component\Routing;

function render_template($request)
{
    extract($request->attributes->all(), EXTR_SKIP);
    ob_start();
    include sprintf(__DIR__.'/../src/pages/%s.php', $_route);

    return new Response(ob_get_clean());
}

$request = Request::createFromGlobals();
$routes = include __DIR__.'/../src/app.php';

$context = new Routing\RequestContext();
$context->fromRequest($request);
$matcher = new Routing\Matcher\UrlMatcher($routes, $context);

try {
    $request->attributes->add($matcher->match($request->getPathInfo()));
    $response = call_user_func($request->attributes->get('_controller'), $request);
} catch (Routing\Exception\ResourceNotFoundException $e) {
    $response = new Response('Not Found', 404);
} catch (Exception $e) {
    $response = new Response('An error occurred', 500);
}

$response->send();

新しいフレームワークの誕生を祝うため、シンプルなロジックを必要とする真新しいアプリケーションをつくりましょう。我々のアプリケーションには任意の年がうるう年かどうかを伝える1つのページが用意されています。 /is_leap_year を呼び出すとき、現在の年に対する回答を得られますが、/is_leap_year/2009 のように年を指定することもできます。一般的には、フレームワークを修正する必要はなく、新しい app.php ファイルをつくるだけですみます。:

<?php

// example.com/src/app.php

use Symfony\Component\Routing;
use Symfony\Component\HttpFoundation\Response;

function is_leap_year($year = null) {
    if (null === $year) {
        $year = date('Y');
    }

    return 0 == $year % 400 || (0 == $year % 4 && 0 != $year % 100);
}

$routes = new Routing\RouteCollection();
$routes->add('leap_year', new Routing\Route('/is_leap_year/{year}', array(
    'year' => null,
    '_controller' => function ($request) {
        if (is_leap_year($request->attributes->get('year'))) {
            return new Response('Yep, this is a leap year!');
        }

        return new Response('Nope, this is not a leap year.');
    }
)));

return $routes;

is_leap_year() 関数は渡された年がうるう年であれば true を返し、そうでなければ false を返します。年が null であれば、現在の年がテストされます。コントローラはシンプルです: リクエスト属性から年を取得し、これを is_leap_year()` 関数に渡し、戻り値にしたがって、新しい Response オブジェクトをつくります。

いつものように、ここで止めてフレームワークをそのまま使うことができます; おそらくあなたに必要なことはファンシーな1ページの Web サイト のようなシンプルな Web サイト、そしてできれば2、3のサイトを作ることです。

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