Symfony のインストールと設定

この章の目標は、Symfony ベースのアプリケーションを動作させる準備をすることです。 幸運なことに、Symfony では「ディストリビューション」を提供しています。 これは Symfony の実用的な「スターター」プロジェクトで、ダウンロードすればすぐに開発を始められます。

Tip

ソースコード管理システムの元でプロジェクトを新規作成し、ソースコード管理システムに登録するベストプラクティスを知りたい方は、ソースコード管理システムで管理するにはの節を参照してください。

Symfony2 ディストリビューションのダウンロード

Tip

まずはじめに、PHP 5.3.2 以上が動作する Web サーバ(Apache など)がインストールされ、設定済みかどうか確認して下さい。 Symfony2 の必要条件について詳しくは、Symfony2 の実行に必要な要件 を参照してください。

Symfony2 は「ディストリビューション」をパッケージングしています。 これは Symfony2 コアライブラリ、厳選された便利なバンドル、気の利いたディレクトリ構造、 そしていくつかの初期設定を含んだ、完全に実用的なアプリケーションです。 Symfony2 のディストリビューションをダウンロードすることは、 アプリケーションをすぐに開発し始められる実用的なアプリケーションのスケルトンをダウンロードしている事にもなります。

はじめに Symfony2 ダウンロードページ(http://symfony.com/download)にアクセスしてください。 ページ上に Symfony Standard Edition という文字が見えると思います。 これは Symfony2 のメインのディストリビューションです。 ここでは2つの項目について選ぶ必要があります。

  • .tgz 形式、もしくは .zip 形式の選択 - どちらも中身は同じですので、 使いやすい方を選んでください。
  • ディストリビューションにベンダーを含めるか含めないかの選択 Git がインストール済みであれば 「without vendors (ベンダーライブラリを含めない)」をダウンロードするべきです。 そうすることで、サードパーティーやベンダーのライブラリを含めるときに、多少柔軟に追加ができるでしょう。

アーカイブの中の1つをローカルウェブサーバーの root ディレクトリの何処かにダウンロードして解凍してください。 UNIX のコマンドラインで、ダウンロードしたファイル形式に基づき、以下のコマンドのどちらかを実行すると解凍できます(### を実際のファイル名に置換してください)。

# .tgz ファイル用
tar zxvf Symfony_Standard_Vendors_2.0.###.tgz

# .zip ファイル用
unzip Symfony_Standard_Vendors_2.0.###.zip

解凍し終わったら、以下のような Symfony/ ディレクトリがあるでしょう。

www/ <- ウェブルートディレクトリ
    Symfony/ <- 解凍したディレクトリ
        app/
            cache/
            config/
            logs/
        src/
            ...
        vendor/
            ...
        web/
            app.php
            ...

ベンダーの更新

最後に、もし「without vendors」のアーカイブをダウンロードしたならば、 以下のコマンドをコマンドラインから実行してベンダーをインストールして下さい。

php bin/vendors install

このコマンドは Symfony自体を含む必要なベンダーライブラリすべてを vendor/ ディレクトリにダウンロードします。

設定とセットアップ

この時点で、必要とされるサードパーティのライブラリすべてが、 vendor/ ディレクトリに存在します。 また標準のアプリケーションが app/ ディレクトリにセットアップされ、 いくつかのサンプルコードが src/ ディレクトリの中にあります。

Symfony2 には、ウェブサーバーと PHP が Symfony を使うことができる設定になっているかを、ウェブインタフェースで確認するための設定テスターが同梱されています。以下の URL を使って設定を確認してみてください。

http://localhost/Symfony/web/config.php

何か問題がある場合は、先に進む前に今のうちに修正してください。

すべて設定したら、「Go to the Welcome page(ウェルカムページに行く)」をクリックして、最初の「リアルな」Symfony2 のウェブページをリクエストしましょう。

http://localhost/Symfony/web/app_dev.php/

Symfony2 今までの一苦労を労ってくれるでしょう。

../_images/welcome.jpg

開発を始める

これで完全に実用的な Symfony2 アプリケーションになりましたので 開発を始められます!ディストリビューションの中にはいくつかのサンプルコードが含まれています。 その中に含まれる README.rst ファイルを(テキストファイルとして開いて)確認し、 どんなサンプルコードが含まれていて、後でどうやってそのサンプルコードを削除するかを学んでください。

もし Symfony が初めてでしたら、”Symfony2 でのページ作成” を御覧ください。 ページの作り方、設定の変え方、など新しいアプリケーションに必要なすべきことが載っています。

ソースコード管理システムで管理するには

GitSubversion のようなバージョンコントロールシステムを使っている場合は バージョンコントロールシステムのセットアップやいつも通りにプロジェクトをコミットし始めることができます。 Symfony Standard Edition は、新しいプロジェクトを開始する起点として使うことができます。

Git を使ったプロジェクトのセットアップに関する詳細な手順については、git 上で、Symfony2 プロジェクトを作成し、管理する方法 を参照してください。

vendor/ ディレクトリを除外する

without vendors アーカイブをダウンロードした場合、vendor/ ディレクトリ全体がソースコード管理対象から除外されるよう設定し、ソースコード管理システムにコミットされないようにできます。 Git を使っている場合は、次の内容で .gitignore ファイルを作成して追加するだけで、除外設定が完了します。

vendor/

これで vendor ディレクトリはソースコード管理システムにコミットされなくなったでしょう。 他の誰かがプロジェクトをクローンしたりチェックアウトする時に、 その人は必要なベンダーライブラリ全てをダウンロードするために php bin/vendors install というスクリプトを実行するだけで良いので、 とても良いと思います(本当に素晴らしいと思います!)。

blog comments powered by Disqus

このページのコンテンツ

前のドキュメント

フラットな PHP から Symfony2 へ

次のドキュメント

Symfony2 でのページ作成

ソース



Powered by Disqus