クラスのオートローディングの方法¶
未定のクラスを使用すると常に、PHP は、クラスのオートローディングのメカニズムを使用して、クラスが定義されているファイルをロードしようとします。Symfony2 は、”universal autoloader” を提供しており、次のいずれかの慣習に従って実装されたファイルからクラスを読み込むことができます。
あなたのクラスとサードパーティのライブラリが、この標準に従っていれば、Symfony2 のオートローダーのみで全て解決できます。
使用方法¶
New in version 2.1: useIncludePath メソッドは Symfony2.1 で追加されます。
Symfony\Component\ClassLoader\UniversalClassLoader オートローダーの登録は、簡単です
require_once '/path/to/src/Symfony/Component/ClassLoader/UniversalClassLoader.php';
use Symfony\Component\ClassLoader\UniversalClassLoader;
$loader = new UniversalClassLoader();
// You can search the include_path as a last resort.
$loader->useIncludePath(true);
$loader->register();
Symfony\Component\ClassLoader\ApcUniversalClassLoader クラスを登録して、APC を使ってメモリ上にクラスパスをキャッシュすることで、パフォーマンスを少し改善できます。
require_once '/path/to/src/Symfony/Component/ClassLoader/UniversalClassLoader.php';
require_once '/path/to/src/Symfony/Component/ClassLoader/ApcUniversalClassLoader.php';
use Symfony\Component\ClassLoader\ApcUniversalClassLoader;
$loader = new ApcUniversalClassLoader('apc.prefix.');
$loader->register();
オートロードすべきライブラリがある際には、オートローダーは便利です。
Note
Symfony2 のアプリケーションでは、オートローダーは自動的に登録されます。app/autoload.php を参照してください。
ネームスペースを使用しているクラスをオートロードするには :method:`Symfony\\Component\\ClassLoader\\UniversalClassLoader::registerNamespace` メソッドを使用する もしくは、 :method:`Symfony\\Component\\ClassLoader\\UniversalClassLoader::registerNamespaces` メソッドを使用してください。
$loader->registerNamespace('Symfony', __DIR__.'/vendor/symfony/src');
$loader->registerNamespaces(array(
'Symfony' => __DIR__.'/../vendor/symfony/src',
'Monolog' => __DIR__.'/../vendor/monolog/src',
));
PEAR の命名規則に従ったクラスをオートロードするには :method:`Symfony\\Component\\ClassLoader\\UniversalClassLoader::registerPrefix` メソッドを使用する もしくは、 :method:`Symfony\\Component\\ClassLoader\\UniversalClassLoader::registerPrefixes` メソッドを使用してください。
$loader->registerPrefix('Twig_', __DIR__.'/vendor/twig/lib');
$loader->registerPrefixes(array(
'Swift_' => __DIR__.'/vendor/swiftmailer/lib/classes',
'Twig_' => __DIR__.'/vendor/twig/lib',
));
Note
PHP の include pathにライブラリのルートパスの登録が必要なライブラリもあります(set_include_path())。
PEAR のクラスのサブネームスペースや下の階層にあるクラスは、大きなプロジェクトのクラスの集合のベンダーとしたディレクトリのリストより見つけることができます。
$loader->registerNamespaces(array(
'Doctrine\\Common' => __DIR__.'/vendor/doctrine-common/lib',
'Doctrine\\DBAL\\Migrations' => __DIR__.'/vendor/doctrine-migrations/lib',
'Doctrine\\DBAL' => __DIR__.'/vendor/doctrine-dbal/lib',
'Doctrine' => __DIR__.'/vendor/doctrine/lib',
));
この例では、Doctrine\Common ネームスペース内のクラス、もしくはその下のクラスを使用するには、オートーローダーは、まず doctrine-common ディレクトリの下を探します。見つからなければ、探すのを諦める前に、一番下に設定してある デフォルトの Doctrine ディレクトリを探します。この例においては、登録の順番は、重要です。